2009年06月19日

ボカシ肥とは、有機肥料を発酵させて

ボカシ肥とは、有機肥料を発酵させて肥効をボカシ(穏やかにしした)たものをいう。原料となる有機肥料は、油カス、米糠、鶏糞、魚カス、骨粉など多様である。無機肥料を加えることもある。ボカシ、ボカシ肥料ともいう。

ボカシ肥には大別して、土を混ぜるもの、混ぜないものの2種類ある。

前者は、有機肥料に土(粘土質なものがよい)を混ぜ、50〜55℃以上に温度が上がらないようにして発酵させる。(通常、堆肥などを発酵させる場合は、もっと高温で70℃以上になることがある。)

一方、後者は、有機肥料に水を加えて発酵させたもので市販のボカシ肥はこちらである。
ボディビルディング
芸術
原子力工学
グラフィックデザイン
楽譜
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マラソン
風水
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核医学
ゴルフ
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電子工学
色素性乾皮症
農業工学

無機肥料 [編集]
無機物を主成分とした肥料で、工場で化学的に生産されたものが中心であるが、天然の鉱物もある。また、炭素をその組成に含まないものと理解する場合もあり、その場合、尿素は有機肥料とする。多くのものは、水にとけやすく即効性があるが、同時に流れやすくもあるため、定期的に肥料を追加する必要がある。また有機物の量が少ないため、長期間使用すると土壌障害の原因となる。

悪臭、ガス発生、害虫発生などの問題は発生しない。

無機肥料の、持続性が無いという欠点を克服するものとして、遅効性肥料がある。 これは肥料を樹脂、硫黄でコーティングしたものであり、コーティングの厚さにより有効日数(1ヶ月〜1年程度まで各種)が調節されている。また、窒素に限れば、硝化抑制剤などを尿素と混合し遅効性としたものもある。追肥するのが困難な道路斜面、治山、砂防の現場の緑化資材として開発されたが、その手軽さから園芸資材としても広く普及している。

窒素肥料
硫安
塩安
硝安
尿素
石灰窒素
硝酸カリ(カリウム肥料でもある。)
リン酸肥料
過リン酸石灰
重過リン酸石灰
熔成リン肥
カリ肥料
塩化カリ(塩加)
硫酸カリ(硫加)

2009年06月01日

敵討(かたきうち)とは

直接の尊属を殺害した者に対して私刑として復讐を行う制度である。日本では中世期頃からこの慣行があり、江戸期になって法制化され、仇討ち(あだうち)と呼ばれた。

『日本書紀』巻十四雄略紀には、456年(安康天皇3年)に起きた『眉輪王の変』の記事があり、これが史料に残る最古の敵討事件とされる。眉輪王の義理の父にあたる安康天皇はかつて眉輪王の父である大草香皇子を殺し、母である中磯皇女を自らの妃とした。安康天皇はある日ふとその事を漏らし、それを聞いた眉輪王は安康天皇が熟睡しているところを刺し殺した。事件後、その動機を追究された眉輪王は「臣元不求天位、唯報父仇而已」(私は皇位を狙ったのではない、ただ父の仇に報いただけだ)と答えている。
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その後仇討ちは武士階級の台頭以来広く見られるようになるが、江戸幕府によって法制化されるに至ってその形式が完成された。範囲は父母や兄等尊属の親族が殺害された場合に限られ、卑属(妻子や弟・妹を含む)に対するものは基本的に認められない。又中世の血族意識から起こった風俗であるので、主君のように血縁関係のない者について行われることは少なかった。

武士身分の場合は主君の免状を受け、他国へわたる場合には奉行所への届出が必要で、町奉行所の敵討帳に記載され、謄本を受け取る。無許可の敵討の例もあったが、現地の役人が調査し、敵討であると認められなければ殺人として罪せられた。また、敵討をした相手に対して復讐をする重敵討は禁止されていた。

敵討の許可が行われたのは基本的に武士階級についてのみであったが、それ以外の身分の者でも敵討を行う者はまま見られ、上記のような手続きを踏まなかった武士階級の敵討同様、孝子の所業として大目に見られ、場合によっては賞賛されることが多かった。又武家の当主が殺害された場合、その嫡子が相手を敵討ちしなければ、家名の継承が許されないとする慣習も広く見られた。

なお、敵討は決闘であるため、敵とされる側にもこれを迎え撃つ正当防衛が認められており、殺害した場合は「返り討ち」と呼ばれる。

近親者を殺されてその復讐をする例は、南イタリアを始めとして、世界各地で見られるが、江戸時代の敵討は、喧嘩両成敗を補完する方法として法制化されていたことと、主眼は復讐ではなく武士の意地・面目であるとされていた点に特徴がある。

特に江戸時代には、敵討の中でも曾我兄弟の仇討ち(1193年、『曽我物語』)、鍵屋の辻の決闘(1634年) 、元禄赤穂事件(1702年、『忠臣蔵』)は「三大仇討ち」と呼ばれ、多くの作品で人々に親しまれた。

明治になると司法卿の江藤新平らによる司法制度の整備が行われ、1873年(明治6)2月7日、明治政府は第37号布告で『敵討禁止令』を発布し、禁止された。

2009年04月29日

落葉性

落葉性(らくようせい)とは、ある季節に定期的に、葉を完全に落とす(落葉)植物の性質をいう。普通は特に木本(落葉樹)についていう(草本では葉のみならず地上部全体が枯れるのが普通である)。中にはカシワのように、枯れた葉がすぐに落ちず翌年の春まで残るものもある。対義語は常緑性であるが、この言葉は草本に対しても使う。常緑性植物も落葉するが、新しい葉が伸びてから古い葉のみ落とすという点で落葉性植物と異なる。

葉以外に一部の茎を落とす植物もあるので、これらも落葉性に含める。部分的に、または気温などの条件によって落葉性を示す植物もあり、これは半落葉性もしくは半常緑性という。主として落葉樹からなる森林を落葉樹林といい、これは温帯・亜寒帯のほか、熱帯のモンスーン地帯(雨緑林)にも分布する。

葉は低温、特に凍結に弱く、また気孔があるため乾燥にも弱い。温帯・亜寒帯では秋に落葉する植物が多く、熱帯では乾季の初めに落葉するものが多いが、いずれも低温または乾燥という厳しい環境条件に耐えるために、それに弱い葉を落として休眠に入る適応である。落葉には、このような正常な過程のほかに、塩害や虫害による防御反応としてのものもある。

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サクラのように、葉のない季節に開花する植物も多い。これには、低温や乾燥によるリスクも伴うものの、虫媒花では昆虫から見て花が見つけやすい、また風媒花では風通しがよくなって受粉効率がよい、という効果があると考えられる。

2009年04月13日

献帝 (漢)

献帝(けんてい)は後漢の末代皇帝。

生涯 [編集]
霊帝の次子で、少帝弁の異母弟。母親は王美人。生没年が諸葛亮と同年である。

189年に父・霊帝が崩じると、劉協は霊帝と何皇后との間に生まれた皇子弁と帝位を争う事になった。これは幼い本人同士の争いではなく、何皇后とその兄の大将軍何進の皇子弁側と、王美人が死んだ後に協の養育をしていた董太后と宦官の協側の争いである。この争いは弁側が勝利して帝位に就き、劉協は陳留王となった。

その後、董卓が洛陽に乗り込んでくると強引に皇帝に擁立された。もちろん傀儡であり董卓が長安に遷都すると献帝も連れ去られる。董卓が呂布に殺されるとその勢力を継承した董卓の部下達の傀儡となる。董卓の部下達の仲間割れの中でその一部である董承・楊奉らに連れられ長安から洛陽に戻るが、今度は曹操の傀儡にされ、豫州許県に連行される。

その後、曹操は献帝の権威、道理的正当性を背後に勢力を拡大し華北を統一した。この間、献帝は曹操を討つ密詔を董承に渡すなど曹操の“くびき”から逃れる事を画策したが失敗し、帝の側室であり董承の娘である董貴人が妊娠していたために、曹操に彼女の助命を嘆願したが聞き届けられず、董貴人は縊り殺されたという。それらを重ねる度に帝の発言力が徐々に失われていった。

220年、魏王曹丕は献帝から禅譲を受け漢は滅亡した。献帝は山陽公となり、皇帝という身分は失っても、「朕」という皇帝だけが使える一人称を使う事を許されるなど様々な面で厚遇された。また、皇子で王に封じられていた者は、みな降格して列侯となった。また、蜀には劉協が殺されたと伝えられたため、劉備はこれを理由として皇帝を称し、漢の後継者を自称した上で、独自に孝愍皇帝の諡を送った。

曹丕が献帝に禅譲を強要した際、皇后である曹節は、漢室への忠義として皇后の玉璽を返還することを幾度も拒み続けたが、「とはいえ、私があくまで拒めば、兄は陛下や私に容赦しないでしょう」と嘆息して、使者を激しくなじり「天に祝福されないのか」と嘆き玉璽を放り投げ涙を流し、その場にいた者は顔を上げられなかった。「三国志演義」では逆に兄からの禅譲を献帝に勧めている。

その後の劉協は山陽公夫人となった曹節と共に暮らし、234年3月、五丈原で諸葛亮が死ぬ5ヶ月前に54歳(数え年)で死去した。魏は孝献皇帝(献帝)と諡した。

その末裔 [編集]
劉協の太子は父に先立って死んでおり、劉協の孫の劉康が234年に、祖父の後を継いで山陽公を継いだ。後に、魏より禅譲を受けた西晋の代になっても山陽公はそのまま在続を許された。劉康は285年に死去し、子の劉瑾が跡を継いだ。劉瑾は289年に間もなく死去し、子の劉秋が跡を継いだ。しかし、永嘉の乱の真っ最中の309年、劉秋は匈奴系の趙漢(前趙)の将軍である汲桑軍によって家族共々に殺害され、爵位は断絶した。こうして、後漢王朝の嫡流は途絶えた。 ちなみに(事実かどうかは別として)、4世紀から6世紀にかけて日本列島に渡来した渡来人の中には献帝の子孫を称するものが多く見られる(東漢氏参照)。

宗室 [編集]

后妃 [編集]
孝献皇后(伏寿)
献穆皇后(曹節)
董貴人

子女 [編集]
太子(名は不詳)
南陽王・劉馮
済陰王・劉熙
山陽王・劉懿
東海王・劉敦
長楽郡公主・劉曼
曹丕の嬪(2人)

孫 [編集]
劉康

せんぼ メカイ ママコー フリーパス ナンキ プルタブ ジャワ フロント ムラサキ ルスカ サファー ルビジウム レジス スギ シャギー フェン ピット お祭り センチ ピアニ ディー まほうの夏 ストラップ キュラ ニッツェル 鳥の巣 しらかし ケイス やはば フィン マップ はなゆ プレーボ さつま ビジー ソマト べーる リュウ ストーブ ニール バギー ブラシノキ キャップ ノータム ソリティ デプロ ハラッパー ナイル クロスプレー クロスワード

2009年03月29日

会津鉄道会津線

会津線(あいづせん)は、福島県会津若松市の西若松駅と福島県南会津郡南会津町の会津高原尾瀬口駅を結ぶ会津鉄道が運営する鉄道路線である。特定地方交通線に指定された東日本旅客鉄道(JR東日本)会津線を引き継いだものである。

路線データ [編集]
管轄(事業種別):会津鉄道(第一種鉄道事業者)
区間(営業キロ):西若松 - 会津高原尾瀬口 57.4km
軌間:1067mm
駅数:21駅(起終点駅含む)
複線区間:全線単線
電化区間:会津田島 - 会津高原尾瀬口 15.4km(直流1500V)
非電化区間:西若松 - 会津田島 42.0km
閉塞方式:特殊自動閉塞式(軌道回路検知式)

運行形態 [編集]
電化区間の末端駅である会津田島駅を挟んで運行系統が分かれ、それぞれ他社線と直通運転を行っている。ただし一部だが全線直通運転を行う列車があり、その入れ換えなどのため、会津田島駅 - 会津高原尾瀬口駅を運行する線内運転の列車は電車ではなく気動車で運行される。
トラン パラグ ピロティ 桂うり プラン マーガリン シング サラウンド シャン リネージ バージニ コルホーズ ハンドア ロサク 天体議会 てきか フェンディ ドメーヌ ロココ サファ みつば 最遊記 リーター ささぶね ノリウッド パパイン ライン 江戸手拭 フォビア ズクロー ツイザー 時計台の鐘 オーラン ラグビー ハッチ びわ乃 ティモール ワイン プーリー タッチ トゥク がらいろ ナリア こだわり ばんか チョオ 星の衣 レイヤ ハナキ かくの

会津若松から南下する列車が下り列車、会津若松に向かって北上する列車が上り列車として扱われている。列車番号は基本的には西若松駅(実際は会津若松駅)発の列車に下り列車である奇数番号を与えているが、野岩鉄道・東武鉄道より会津高原尾瀬口駅を経由して乗り入れている列車については逆に会津高原尾瀬口駅発の列車に奇数番号を与え、電車はM、気動車はDを付けている。

全体的にはほぼ毎時1本程度の運行になっている。

電化区間(会津田島駅 - 会津高原尾瀬口駅間)では、変電所の容量が電動車2両分しかない。電化当初は同区間で1編成しか在線していないダイヤであったため、4両編成がほとんどであった。しかし、数年前の東武線ダイヤ改正に伴うダイヤ改正で、日中の直通列車が会津荒海駅ですれ違う2編成在線の形態となった。そのため、変電所への負担を軽減すべく、一部を除き2両編成とされた。

線内運転及び会津若松直通 [編集]
主に普通列車で、一部快速列車がある。

会津高原尾瀬口 - 会津田島 - 西若松 - (JR只見線) - 会津若松
自社気動車を使用した運転で、主に会津田島 - 会津若松間の運転となる。会津田島駅で会津鬼怒川線・東武線直通の電車列車に接続する。
会津鉄道の気動車はJR東日本只見線会津若松駅まで乗り入れている。
早朝上り・深夜下りに設定されている会津若松駅 - 西若松駅相互発着の1往復は、只見線内のみの運行ながら会津鉄道の車両・乗務員が担当するため、ダイヤ上では会津鉄道の列車として扱われている。

会津鬼怒川線・東武線直通
浅草 - (東武伊勢崎線 - 東武日光線 - 東武鬼怒川線 - 野岩鉄道会津鬼怒川線) - 会津高原尾瀬口 - 会津田島
野岩鉄道会津鬼怒川線、東武鉄道と直通運転を行っており、東京の浅草駅から快速、区間快速が会津田島駅まで乗り入れる(一部浅草行き区間急行がある)。東武線直通の快速、区間快速は会津線内の種別は普通列車であり、各駅に停車する。浅草から会津田島までを直通する快速はおよそ3時間半、区間快速はおよそ4時間強かかり、JR線を通らない列車としては、190.7kmを運行する最長運転時間[1]の列車である。ほかにも東武鬼怒川線からの直通普通列車がある。
2003年3月19日より野岩鉄道会津鬼怒川線・東武鉄道直通列車の運転業務を野岩鉄道に委託し、同社の運転士が会津田島まで通し乗務をしている。
電車と気動車(内燃動車)では運転免許(動力車操縦者運転免許)の種類が異なり、従前は直通電車運行のため会津鉄道の運転士(甲種内燃車免許取得者)の一部に甲種電気車免許を取得させていたが、乗務ダイヤ作成上の不都合が生じる等の理由により、電車の運転を運転士全員が甲種電気車免許を取得している野岩鉄道へ委託したものである。逆に、同様の理由から(野岩・東武では甲種内燃車免許を有する運転士がいない)、鬼怒川温泉へ直通する会津鉄道の気動車列車の運転業務は、両社の委託を受け会津鉄道の運転士が鬼怒川温泉まで通し乗務する。

2009年03月14日

ノートルダム大聖堂 (トゥルネー)

トゥルネーのノートルダム大聖堂は、ベルギーにあるユネスコ世界遺産のひとつ。全長134メートル、翼廊の幅66メートルで、高さ83メートルを筆頭とする5つの塔がそびえるこの大聖堂は、西洋建築の美しさを見せ付けてくれるベルギーの代表的な建築物のひとつである。

この大聖堂の建築を後押しした時代背景としては、当時のノートルダム信仰の進展やトゥルネー市の繁栄などを挙げることが出来る。同時に、トゥルネー司教区をノワイヨン司教区から分離独立させる動きを促進させようとする動機があった可能性も指摘されている。

この大聖堂は1171年5月9日に献堂され、その大部分が現存している。ただ、内陣だけはゴシック様式のものに建て替えるために13世紀に破壊された。この後期ゴシック様式で建造された内陣はアミアン大聖堂やソワソン大聖堂から直接的に触発されたものであり、ロマネスク様式の身廊および翼廊の長さとほぼ同じ長さを持つ

ファサードに二つの塔が伸び、側廊等も備えているロマネスク様式の身廊は、この大聖堂のなかで最も古い部分である。最初の建造は12世紀のことであった。アングロ=ノルマン式の教会の例に倣って、この身廊は後陣と4階建てによって特徴付けられている。1階部分、一般席、光の当たらないトリフォリウム(拱廊)、光の当たる最上階の4階から成っている。穹窿(丸天井)は側廊のものだけが当時の姿を伝えている。一般席の穹窿は17世紀のものであり、身廊のものは18世紀に平らな大天井に替えられた。時代の違いはあれど、その調和的な配列の美や大きさは、見る者に強い印象を与える。その彫刻はベルギーの教会装飾の中でも特筆すべきものであり、マンティル門やカピトル門は同じく美術愛好家の関心を惹くものである。
マザーグ ロリータ あんずいろ ラウオル すないろ ブレザー ブリタ ブルジョア ドレス タジン スイート こるてーぜ ハザード ソフィア シャタカイ ロンド モーリ ルッコラ マジョル ドット 寒玉日本 フッラ アルマジ マドリード メーター ディレク 紅ほっぺ パパンサ スーツ きんしゃ チザン ミオシン ティン ドーマン ケイソウ きしょうてん スミレ ルーキー カムロ ハーフセ リフレッ オーバー おみたま ボジェット ヒイラギ スコー タチSEO マトーダ グッドア チェスト

翼廊 [編集]
翼廊は身廊との調和を欠いている。とはいえ、実際には身廊と同じ時期に建造が始まった部分であり、12世紀後半により高くするために改修が行われた。この改修ではフランスの影響が見られる円形の後陣によって翼廊の袖廊を終わらせる形が採られた。大聖堂全体の中で、この部分だけでもひとつの教会のようになっている。

2009年02月25日

強殖装甲ガイバー

遥かな昔、謎の異星人「降臨者」が地球に残した3つの「ユニット」と呼ばれる物体。高校生の深町晶は偶然その一つを手に入れ、殖装体「ガイバー」となってしまい、降臨者の遺したデータを悪用し世界征服を目論む秘密結社「クロノス」に追われることとなる。

「調製」と呼ばれる遺伝子操作により強大な力を持った怪人「獣化兵(ゾアノイド)」達との激闘。 クロノス幹部の殖装体「ガイバーII」の襲撃。 そして獣化兵を遥かに凌ぐ力を持つ「超獣化兵(ハイパーゾアノイド)」。 晶は苦戦しつつもガイバーの能力でこれらの強敵を撃退する。

「ガイバーIII」巻島顎人の暗躍もあり、クロノス日本支部を壊滅させるが、世界規模の組織であるクロノスには到底太刀打ちできず、次第に追い詰められていく晶たち。

「獣神将試作体(プロト・ゾアロード)」である村上征樹やクロノス内部の反乱分子達との出会いを経て、晶たちは降臨者がかつて使用していた生体宇宙船を手に入れる。しかし最高位の調製体「獣神将(ゾアロード)」で構成された「クロノス十二神将」と総帥アルカンフェルの登場により晶たちはなすすべもなく敗北する。

そして199X年8月17日、世界規模のクーデターの成功により、クロノスの統治する世界が実現する。

それから1年。「巨人殖装(ガイバー・ギガンティック)」という強大な力を得て復活した晶。かつて敵として戦ったが、クロノスを裏切り晶に味方する損種実験体(ロストナンバーズ)アプトム。再調製を受け十二神将の一人として晶たちの前に立ちはだかる、かつての同志村上征樹。晶から巨人殖装を奪い、自らの獣化兵軍団を率いて世界の覇者を目指す、野望の男ガイバーIII・巻島。野心から力を奪われ、組織を追われた元獣神将・リヒャルト・ギュオーの暗躍。そして降臨者自身の手による調製を受け、数万年を生きるクロノスの盟主、獣神将アルカンフェルの真意とは何か。

それぞれの思惑を胸に戦いは続く。

登場人物
カッコ内はアニメ化時の声優。M…劇場公開版、O…OVA版(第一次・第二次とも)、T…テレビ版 (『THE GUYVER』のキャスト)

主人公サイド
「ユニット」を殖装してガイバーとなった主人公・深町晶及びその周囲の人々、クロノスに反旗を翻した人々など。かつてはガイバーIII・巻島顎人も彼等と行動をともにしていたが、現在は事実上袂を分かっている。

深町晶(ふかまち しょう)(M:水島裕 O:草尾毅 T:野島健児)(ジャック・アームストロング)
主人公。ガイバーI、ガイバー・ギガンティックに殖装する。平凡な高校生だったが、ユニットGと接触しガイバーとなった事で人生を大きく狂わされてしまう。運命に翻弄されながらも多くの人達に支えられ、いつしか「"人間の尊厳"を守る戦い」を受け継ぐ決意をする。
瀬川瑞紀(せがわ みずき)(M:富沢美智恵 O:水谷優子 T:水樹奈々)(鄔君梅 ビビアン・ウー)
晶の幼なじみ。最初は巻島顎人に想いを寄せていたが、次第に晶にひかれていく。
瀬川哲郎(せがわ てつろう)(O:塩屋浩三 T:高口公介)
瑞紀の兄。晶の兄貴分にしてよき相談相手。高校ではSF研究会の部長。下校の際、裏道を通って帰ろうと晶を誘った事が、晶がガイバーに取り込まれ、結果的に運命を大きく変えられる原因となった。この事に心を痛めており、自分の出来る事で晶をサポートしようと努力する。
多賀なつき(たが なつき)(O:本多知恵子 T:足立友)
瀬川哲郎の同級生。SF研究会の部員。遺跡基地(レリックス・ポイント)崩壊後は、瀬川兄妹たちの潜伏の手助けをしていた。元々怪獣マニアで、彼女の言によれば同じタイプの獣化兵には人間形態でも共通点があり、見分ける事ができるという。
村上征樹(むらかみ まさき)(O:鈴置洋孝 T:真殿光昭)
ニューギニアの奥地を仲間たちと取材中にクロノスに拉致され、十二神将の一人リヒャルト・ギュオーの試作獣神将として調製された実験体。ルポライターを名乗り、「ユニット」を追っていた。不完全ではあるがその能力は獣神将であるギュオーに準じ、重力波を使った強力な攻撃のほか思念波で獣化兵を操る事も出来る(ただし、いずれも体への負担が極めて大きい)。ギュオーと戦うが敗れ、死亡する。その後、アルカンフェルとバルカスの手により13人目の獣神将「イマカラム・ミラービリス」として蘇生される。単行本によると"制圧"前の段階で年齢は29歳。
その他、復活後については後述の十二神将-イマカラム・ミラービリスの項を参照。
小田桐佳雄(おだぎり よしお)(T:西村知道)
クロノス遺跡基地最下層の研究分析室主任で実質的な責任者。かつて山村教授の助手を務め、彼に共鳴してクロノスへの反抗を志す。ガイバーや村上達を助けるが、遺跡基地崩壊時に金縛りにされた村上を庇ってギュオーに殺害される。
速水利章(はやみ としあき)(T:大西健晴)
もと遺跡基地最下層研究スタッフである科学者。小田桐と共にクロノスに反抗を志す。後に、クロノスによって植えつけられたウィルスを無効化するため、そして戦う力を手に入れるために自ら望んで損種実験体となる。余命が短い事を悟っており、カブラールに操られたアプトムを救うために、アプトム復活の苗床として自ら融合捕食された。
アプトム(O:二又一成(回収版:小野健一) T:稲田徹)
損種実験体の一人。損種実験体部隊(ロストナンバー・コマンド)としてガイバー捕獲のために駆り出されるが敗北、仲間を失う。その後バルカスによる再調製で新たな能力を身につけたが、同時に獣神将の精神支配を受け付けなくなり、クロノスを離反して独自の意思で行動するようになる。あらゆる生命体を融合捕食し、遺伝子形質を取り込んでその能力を身につける事が出来る。また脳を含む肉体の大半を失おうとも肉片のひとかけらでもあればそこから再生が可能という、ガイバー並みの高い再生力を持つ。
地球がクロノスに支配され、晶たちが行方不明になった時にはガイバーが瑞紀たちのところへ戻ってくると考え、瑞紀たちを守っていた。それは"ガイバーIは自分が倒す"という考えによるものであったが、晶の帰還後は反クロノスという立場で共に戦うようになりつつある。
麻生啓介(あそう けいすけ)
写真週刊誌のカメラマン。村上征樹とは大学の先輩後輩で気の合う友人だった。村上が行方不明になった時の経緯から、クロノスの支配には当初より疑問を抱いており、イマカラムの素顔を見た事によりその疑念が確信に変わる。それ以来ガイバーを追い続け、後輩の常盤平とともにクルメグニクたちがプルクシュタールを殺害する場面を目撃してしまう。
常盤平保(ときわだいら たもつ)
麻生の仕事の後輩。麻生とコンビを組んで写真を取っており、クルメグニクたちがプルクシュタールを殺害する場面を目撃してしまう。呑気者で物事を額面通りに受け取ってしまう傾向があり、しばしば麻生にたしなめられている。

クロノス
秘密結社クロノス。獣神将アルカンフェルを頭として、獣化兵をはじめ現在の科学をはるかに超えたオーバーテクノロジーを擁し、世界征服を企む組織である。しかし世界征服は目標への中間点に過ぎず、最終的には獣化兵の一大軍団を率いて「降臨者 (ウラヌス) 」に戦いを挑む事を目論んでいる。

魅奈神山でのアルカンフェルによるギュオー粛清の後、表舞台に姿を現し、全世界をその支配下に置いた。武力統治こそ行っていないものの、獣化兵の獣神将に対する絶対的忠誠心について公表しないまま、民間人に調整を施している。

オズワルド・A・リスカー(O:若本規夫 T:石塚運昇)(マイケル・ベリーマン)
ガイバーIIに殖装する。クロノス監察官。超獣化兵への調製を約束されていたが、未調製の人間。実験体によって外部に持ち出されたユニット・ガイバー3個のうち、唯一回収出来た1個が突然起動、リスカーの体に取り付き、ガイバーに殖装する事になる。
圧倒的な戦闘力の差で、あと一歩のところまでガイバーIを追い詰めたが、破損していたコントロールメタルの暴走による一瞬の隙を突かれてコントロールメタルを完全に破壊され、制御を失った強殖細胞に喰われた。その光景に恐怖したガイバーI=晶のメガスマッシャーで消し飛んだ。
TVアニメ版ではガイバーIはメガスマッシャーを発射しておらず、強殖細胞に喰われたリスカーは日本支部の崩壊に巻き込まれて絶命した。
ヴァルキュリア (M:戸田恵子)
劇場アニメ版のみに登場するガイバーIIで、基本的な設定は原作のオズワルド・A・リスカーのものとほぼ同じ。
原作でも同名のキャラが登場したがこちらは監察官の身分を利用してアリゾナ基地から人造ユニットを強奪。そのユニットを殖装しガイバーII F(フィーメイル)となる。
巻島玄蔵(まきしま げんぞう)(M,O:筈見純 T:緒方賢一)
マックス製薬社長でクロノス日本支部長だったが、ユニット・ガイバーを巡る度重なる失敗の責任を問われ、対ガイバー用試作獣化兵エンザイムに調製されてしまった。ガイバーIのコントロールメタルを抉り出すも、制御を失った強殖生物を始末するためギュオーの命令で自爆して果てた。
ゼルブブス(O:山寺宏一 T:三宅健太)
パナダイン(T:宗矢樹頼)
ギュオーの子飼いの超獣化兵。ゼルブブスは筋力増強と生体ビーム砲のハイブリッド型、パナダインは液体爆薬を発射して相手を爆破する。ともにガイバーIIIに倒された。
TVアニメ版では、ゼルブブスはガイバーIは復元されたばかりで過剰防衛プログラムにより動いており、殖装者である晶の意識が回復していないことを知らぬまま切り刻まれ、ガイバーIIに止めを刺され絶命した。
ソムルム(T:四宮豪)
ダイム(T:酒井敬幸)
損種実験体でアプトムの同僚。単なる同僚ではなく、それ以上に大切なアプトムの親友たち。損種実験体部隊としてガイバー捕獲の為に駆り出されるが敗北、死亡する。
ソムルムは生体細胞を融合させる粘液を吐き、ダイムは大地と融合してこれを操り、仲間を援護する事が出来る。

超獣化兵(ハイパーゾアノイド)五人衆
ドクター・バルカス直属のエリート部隊。獣神将(ゾアロード)を除けばクロノス最強の調製体たちである。

ゼクトール(O:沢木郁也 T:志村知幸)
五人衆のリーダーにしてその中でも最強を誇る。黒いカブト虫に似た超獣化兵で怪力と重装甲、獣化兵としては最強クラスのレーザービーム発射能力の持ち主であり、地中を移動する事も出来る。また羽根から周囲の熱を吸収、それと自らのエネルギーを合わせてガイバーのメガ・スマッシャーにも匹敵する強烈なビーム「ブラスター・テンペスト」を放つ事が出来る。
アプトム及びガイバーIIIとの遺跡基地での戦いで他のメンバーを失い、後に仇を討つため余命数日になるほどの過酷な再調製を受け、損種実験体となりながらも対アプトム専用ハンターとしてパワーアップ、アプトムとガイバーIIIを倒すために最終兵器「ファイナル・ブラスター・テンペスト」を放ち絶命する。
強いエリート意識と共に、仲間を想う心も持っており、クロノスによる制圧後の東京でアプトムを後一歩のところまで追い詰めた。
エレゲン(O:小杉十郎太 T:遠近孝一)
電気ウナギのような超獣化兵。触手の先端から10万ボルトの電撃を放ち、短時間ならイオノクラフト効果で浮遊する事も出来る。アプトムによる融合捕食の最初の犠牲者となった。
ダーゼルブ(O:郷里大輔 T:四宮豪)
筋力強化型超獣化兵。サイに似ている。全獣化兵中最強の筋力と装甲に加えて超高熱火炎を吐き、全身から高熱を発する。アプトムに融合捕食された。
ガスター(O:銀河万丈 T:園部好徳)
サルカ おれたち レンソ ステキな レッスンプ モラル ハート バイオポ キックボ カーヒー テガシワ ビュル テープデ ブークレ バーキ ヒートシン カタル スノーソ シーディー スカラー ヒデリコ ステル トローチ ブレス カナリア プネー フリップ ジャイプ せんこう サミング セント レナン クジャク ダイレ リード ユーブ ピーク ぶるーべ ドライフ ドック フルガイド案 けーるナビ クローシス バーベル トロツ ビット ドラッグ 夢海峡 風のシア バスタ

生体ミサイルランチャー。肩の巨大な瘤から一度に数十本の生体ミサイルを発射する。中には液体爆薬が詰まっており威力が高く、本人の意思による誘導も可能。腕から液体爆薬そのものを射出する事も出来る。アプトムに不意討ちを受け、融合捕食された。
ザンクルス(O:広中雅志 T:河本邦弘)
高速戦闘型。筋力は高くないが両腕の刃が高速で振動し、いかなる物をも切り裂く。ガイバーIIIに唐竹割にされて倒れた。

2009年02月09日

ツワナ人の定住

現在のボツワナの国民は人口の4%を占める少数民族のサンとコイ、95%を占めるバンツー系のツワナ人である。ツワナ人の口承伝承によると1250年には現在の南アフリカ共和国トランスヴァール地方で農耕を主として居住していたことが分かっている。
ナビワジ マーモ リカー 一刻千金 トベラ シャン フック トロピ アームロ サリドマ ビーツ ヨーク アンダー みみず クマザ ワラルー レース 結の的 サーチ バルコニー スキタイ ナビ凪笛 ドライアイ ぬくもり ローラム サンゴ トポロ ソナタ レモンバ ブリーフ ソバ国内 ボイル キキーモラ リーブ オブザ スルタン けんばん 水たまり トパーズ ムンク セラミド シーレー よいち シロップ ふだい プライ サルベージ ショート ファジー ファーム

1400年には初めてバンツー系民族の一つカラハリ族がボツワナに侵入し定住を開始した。1600年にはツワナ人がボツワナに移動を開始、1800年にはカラハリ砂漠を境としてボツワナの中部、南東部の広範囲に定住した。ボツワナにおいて、ツワナ人の農耕と交易を妨害するものはおらず、ツワナ人は次第に豊かになっていった。しかしボツワナの気候風土は厳しく、人口の集中を許さない。このためバンツー系民族の伝統である大家族ではなく、家族集団を中核とした拡散した社会が築かれていった。ツワナ人は自らを8つの部族からなると主張する。カトゥ、クウェナ、クガトゥラ、タワナ、ロロン、ングワケツェ、ングワト、ンデベレである。彼らの部族意識は強く、互いに1200年に及ぶ口承伝承を競っている。

ツワナ人社会は部族の長「コシ」を中心とする集権型社会である。コシは部族の法を定め、裁判を行い、他の部族との交渉を行った。コシは父系である。コシの権威は強かったが、異を唱えることができないほど独裁的ではなかった。例えば、コシによる裁判においても、まず部族の法廷コータで討論を行い、判決のみをコシが下すというものであった。各村がコータを持っており、コータ制度は21世紀の現在まで継続している。

コシの下にはコシの親族が占める貴族階級が形成されており、この下にツワナ人からなる大多数の平民が属していた。ツワナ人は奴隷を持たなかったが、ツワナ人に使役を命じられる階層として、他のバンツー系民族のうちツワナ人に征服されたもののほか、コイやサンの一部も含まれていた。主に、農作業や放牧、狩猟に従事していた。このようにしてツワナ王国が次第に形成されていき、北部のイェイ族、北東部のカランガ族を従え、現在のボツワナ全域を支配していた。

ツワナ人とサンの間には長い交流があり、物資の交換、労役の提供などのつながりがあった。南部アフリカに限らず、このような場合は互いの言語に影響が蓄積されていく。軽微なものでは外来語であり、交流が深まるとピジン言語、さらにはクレオール言語の発生に至る。しかし、ツワナ人とサンの間にはこのような言語の浸透が起こっていない。人口の面から圧倒されてもおかしくないサン側もコイサン語族に属する独自の言語を残している。これがなぜなのかは分かっていない。

ボーア人との衝突
オカヴァンゴ湿原に咲くハス ボツワナ北東部に位置するオカヴァンゴ湿原はボツワナの大部分とナミビア、アンゴラに広がるオカヴァンゴ川水系の末端に広がる。アフリカ南部に最初に到達したヨーロッパ人はポルトガル人である。1488年にバルトロメウ・ディアスが喜望峰を越え、1498年にはヴァスコ・ダ・ガマがインド洋を北上しコルカタに到達した。ポルトガル人はインド洋航路の補給基地としてアフリカ大陸の東に浮かぶモザンビークとンゴラ王国が栄えていた現在のアンゴラの中心に商館を設置した。ポルトガル人はアンゴラ内陸部を探検し、植民の5年後に奴隷貿易を開始した。1580年に始まった奴隷貿易は1863年に廃止されるまで持続した。同じくポルトガル領であったブラジルの農園へ大量の奴隷を送り込む必要があったためだ。奴隷の輸出量はアフリカでも最大であり、アフリカに由来する全奴隷の1/3の輸出を誇っていた。アンゴラとボツワナは「隣国」同士であり、ポルトガル人の探検隊も南西に向かってボツワナへと進んでいった。しかし、ルワンダからボツワナへの道は交通路、交易路として全く用いられておらず、交通条件は劣悪であり、1854年にデイヴィッド・リヴィングストンが初めて踏破するまでは用いられていなかった。このため、奴隷貿易の中心地はナミビア北部となり、ボツワナは奴隷貿易の対象とはならなかった。

最初にアフリカ南部に定住したヨーロッパ人はオランダ人である。1602年にオランダ東インド会社を設立すると、1652年には現在のケープタウンに近いテーブル湾に中継点を設置した。インド洋航路の維持するための補給所、避難所という位置付けである。このときオランダ人はコイに出会っている。1657年には農業を開始、その後、移民費用をオランダ東インド会社が負担することになると、移民の数は急増、1708年には1441名を数えた。地中海岸を除くと、ヨーロッパ人の移民としては最初期のものになる。移民の中核はオランダ本国の農民(ブーア)である。ケープ植民地はドラケンスバーグ山脈の支脈の一つボッシュベルグ山脈の南方幅1000kmの範囲に広がっていった。ここでボーア人とサンが出会う。

オランダ人の植民地は永続しなかった。3次に亘る英蘭戦争の結果、オランダの海上貿易が衰退、1794年にはオランダ東インド会社自体が倒産してしまう。本国からの支援が得られないケープ植民地は1795年、反乱を起こすが、オランダは反乱を鎮圧することもできなかった。ナポレオン戦争を戦っていたイギリスは、ケープ植民地の支配権がフランスに渡ることを恐れ、同年にケープタウンを占領。その後、1803年から3年間、一時的にオランダ支配が戻ったが、1803年に始まったイギリスとフランスの戦闘により、1806年にケープタウンを再占領し、1814年にはウィーン会議の議決によりケープ植民地がイギリスに譲渡された。

ズールー王国のシャカ王 (1781-1828)イギリスはオランダ人の信教の自由を保障し、オランダの法律も一部残した。オランダ語の使用も認めていた。ケープ植民地内部は平和であった。それとは逆に、ボーア人はボツワナにこそ到達しなかったが、甚大な影響を与えた。まずボーア人のつれて来た家畜が問題となった。当初コイやサンは、ボーア人の家畜を野生動物と見なし、狩猟の対象としたからだ。サンは使役できないため抹殺の対象となり、ボツワナ西部のカラハリ砂漠に隠れることになった。コイは自らも家畜を所有していたため、サンのように移動はできない。サンとは異なり、ボーア人の土地所有も認めなかったため、虐殺の対象となり、わずかに残ったものはボーア人の奴隷となった。ケープ植民地に暮らしていたンデベレ人などバンツー系民族は1820年ごろからしだいに北に追いやられていき、ボツワナとの境界となっていたリンポポ川を越えてさらに北に移住せざるを得なかった。しだいにボツワナの人口は過剰となり、バンツー系民族同士の抗争が激しくなっていく。

2009年01月23日

シミュレーテッドリアリティ

シミュレーテッドリアリティ(英: Simulated reality)とは、現実性(reality)をシミュレートできるとする考え方であり、一般にコンピュータを使ったシミュレーションによって真の現実と区別がつかないレベルでシミュレートすることを指す。シミュレーション内部で生活する意識は、それがシミュレーションであることを知っている場合もあるし、知らない場合もある。最も過激な考え方では、我々自身も実際にシミュレーションの中で生きていると主張する(シミュレーション仮説)。

これは、現在の技術で実現可能なバーチャルリアリティとは異なる概念である。バーチャルリアリティは容易に真の現実と区別でき、参加者はそれを現実と混同することはない。シミュレーテッドリアリティは、それを実現する方式はどうであれ、真の現実と区別できないという点が重要である。
セタノール スタッフ 青空の破片 シロキ システム シャリ フレッシュ 星空 レビュー スケープ レター セラピスト ウォータ 雪化粧南瓜 ヤンゴン マリン フリマ ジンゲス ひえい リヤド 大冒険ニュ ポポポ ハート なご セレシン ジンク ネーチャー ブル スティック スポーツ リトル ショート システ フリー 砂漠のバラ ブジー コスメ クリーム トロメア うぇあ あしげ プロペラ ナイフ ショッキ キュート イング スタメン チャ・チャ バラクーダ ローブチ

シミュレーテッドリアリティの考え方から、次のような疑問が生じる。

原理的に、我々がシミュレーテッドリアリティの中にいるかどうかを知ることは可能か?
シミュレーテッドリアリティと真の現実に何か違いはあるか?
我々がシミュレーテッドリアリティの中に生きていると知った場合、どうすべきか?
ブレイン・マシン・インタフェースによるシミュレーションでは、参加者は外部から入ってきて、脳をシミュレーション用コンピュータに直接接続する。コンピュータは感覚データを彼らに転送し、彼らの欲求を読み取り、それに対する反応を返す。このようにして参加者はシミュレートされた世界と相互作用し、そこからフィードバックを得る。参加者は、仮想の領域の中にあることを忘れるために一時的な調整を受けるかもしれない。シミュレーションの中では、参加者の意識はアバターによって表現される。アバターの見た目は参加者の実際の見た目とは全く違う場合もある。

サイバーパンクと呼ばれるジャンルのフィクションには、ブレイン・マシン・インタフェースによるシミュレーテッドリアリティが数多く描かれてきた。

仮想市民型
仮想市民型シミュレーションでは、その世界の住民は全てそのシミュレーション世界で生まれた者である。彼らは現実世界に真の身体を持っていない。つまり、それぞれが完全にシミュレートされた実体であり、そのシミュレーションの論理に基づいて適当なレベルの意識が実装されている。そのような人工意識は1つのシミュレーションから別のシミュレーションへと転送することもでき、一時的に保存しておいて、後で再起動することもできる。シミュレートされた実体がシミュレーション世界から精神転送技術を使って現実世界の合成された身体に写されることも考えられる(例えば、映画『バーチュオシティ』など)。

このカテゴリはさらに次の2種類に分類される。

仮想市民-仮想世界: 外界の現実性は人工意識とは別にシミュレートされる。すなわち、人工意識は周囲の世界に対して特別な力を発揮できない。
唯我論的シミュレーション: 参加者の周囲の世界は彼らの精神の中にだけ存在している。すなわち、思い通りの影響を周囲に及ぼすことができる。

移民型
移民型のシミュレーションでは、ブレイン・マシン・インタフェースの場合のように参加者は外部の現実世界からシミュレーションに入ってくるが、その形態は異なる。入る際に参加者は精神転送技術を使って精神を仮想の人体に置く。シミュレーションが完了したとき、参加者の精神は外界の実際の身体に戻され、その際にシミュレーション内での記憶と経験を得ている。

混合型
混合型シミュレーションは様々な意識形態をサポートする。外界からのブレイン・マシン・インタフェースによる参加者や移民やシミュレーションされた仮想市民などである。映画『マトリックス』はこの混合型シミュレーションを扱っている。外界に実際の身体を持つ人間の精神だけでなく、エージェントのようにコンピュータ世界固有の独立したソフトウェアプログラムもある。

その他

NPC あるいは「ボット」
シミュレーテッドリアリティの中の人々(の一部)は、何らかのオートマタ、哲学的ゾンビ、あるいはボットという可能性があり、シミュレーションをよりリアルに、かつ面白くするために付与されているのかもしれない。実際、自分自身以外の人物は全てボットではないかと疑うこともできる。ボストロムは、このような自分自身以外の生命(あるいは、外部からシミュレーションに入ってきた参加者以外)が全てボットであるようなシミュレーションを "me-simulation" と呼んだ。

ボストロムは、ボットに関する考え方を次のように述べている。

先祖シミュレーション以外に、一個人やある集団だけを含むより選択的なシミュレーションの可能性も考えられる。その他の人類はソンビまたは「影の人々」であり、シミュレーションは完全にシミュレーションされた人々が何も疑いを持たないようなレベルで行われる。影の人々をシミュレートすることが、よりリアルな人々をシミュレートするのにくらべて、どれだけ計算能力を節約できるかは定かではない。意識を持たない存在が人間のように振舞って気づかれないということがあるかどうかも定かではない。[1]

「ソンビ」という考え方はビデオゲームに登場するノンプレイヤーキャラクター (NPC)から来ている。「ボット」という言葉は「ロボット」を短縮したものであり、これらの概念はビデオゲームで使われる単純な人工知能が起源である。

主観時間
ブレイン・マシン・インタフェース型のシミュレーテッドリアリティはリアルタイムに近い性能が要求されるかもしれない。つまり、シミュレーション内の経過時間は 外界の経過時間とほぼ同じであることが要求される。これは、プレイヤーが何らかのインタフェースでシミュレーションに参加しているとしても、同時にその身体が実世界に存在するためである。従って、シミュレーションが現実より高速だったり低速だったりすると、シミュレーションの外部にある脳がそれに気づいてしまう。

夢の中では、時間経過は遅くなったり速くなったりする。しかし、重要なのはいずれにしても生物学的な有限の速度であるという点で、シミュレーションはそれに追随しなければならない。ただし、参加者が強化されていて、高速な情報処理が可能となっている場合は別である。

一方、仮想市民型や移民型のシミュレーテッドリアリティでは、そのような必要はない。なぜなら、住人はシミュレーション内の物理的特性に従って、経験し、思考し、反応するからである。シミュレーションが低速になったり高速になったりしても、住人の知覚や脳や筋肉も同じように変化する。シミュレーション内での時間計測の方法もシミュレーション内の物理法則に従うため、住人は時間経過の速度が変化したことに気づかない。外界と何らかの通信が可能な場合は、その限りではない。

このため、シミュレーションが完全に停止したかどうかも検出できない。シミュレーションが一時停止すれば、その中の全ての生命や精神も一時停止する。シミュレーションが後で再開された場合、住人は停止する前と全く不連続性を感じないだろうし、たとえ何百万年も停止していたとしても全く気づかないだろう。

以上から、仮想市民型や移民型のシミュレーテッドリアリティでは、宇宙全体を通常の速度でモデル化するほどの計算能力がなくてもよいことになる。チューリング完全の定理によれば、シミュレーションはそのホストコンピュータが管理できる任意の速度で進行可能である。この場合の制約条件は計算速度ではなく、メモリ容量である。

再帰的シミュレーション
シミュレーテッドリアリティ内には別のシミュレーテッドリアリティを実行するコンピュータが存在することもありうる。上位のシミュレータはそのコンピュータの全ての原子をシミュレートしており、それら原子によって下位のシミュレーションが計算されることになる。例えば、シムピープルというゲームを遊んでいるとして、シム(シミュレートされた人)がゲームで遊んでいるという状況を想像していただきたい。

このような再帰は無限のレベルで続く可能性がある。この再帰には次のような制約がある。下位のシミュレーションは、

上位のリアリティよりも「小さくなければならない」。なぜなら、利用可能なメモリが少ないから。
そして、次のいずれかが成り立つ。

上位のリアリティよりも低速である。
上位のリアリティよりも単純化されている。
上位のリアリティに比較して不完全である。
最後の場合は、量子力学的不確実性を我々の世界がシミュレーションである証拠とする考え方の基盤となっている。しかし、これはシミュレーションの再帰的連鎖が有限であることを暗黙に前提にしている。無限に連鎖するなら、上位のシミュレーションと下位のシミュレーションに容易に気づけるような差異がある必要はない。

フィクションにおけるシミュレーテッドリアリティ
シミュレーテッドリアリティは、サイエンス・フィクションのテーマとしてもよく使われる。中世やルネッサンス期の宗教劇では、「世界は劇場である」という概念が頻繁に登場する。以下に作品を列挙する。

文学
『方法序説』ルネ・デカルト(1637年)
ホルヘ・ルイス・ボルヘス(1899年 - 1986年)の諸作品
『作者を探す六人の登場人物』ルイジ・ピランデルロ(1921年)
『時は乱れて』フィリップ・K・ディック(1959年)
『模造世界』ダニエル・F・ギャルイ(1964年)
『パーマー・エルドリッチの三つの聖痕』フィリップ・K・ディック(1965年)
『ユービック』フィリップ・K・ディック(1969年)
『接続された女』ジェイムズ・ティプトリー・Jr.(1974年)
『リバーワールド』フィリップ・ホセ・ファーマー(1979年)
『ヴァリス』フィリップ・K・ディック(1981年)
『ニューロマンサー』ウィリアム・ギブスン(1984年)
『モナリザ・オーヴァドライヴ』ウィリアム・ギブスン(1988年)
『久遠』グレッグ・ベア(1988年)
『ディファレンス・エンジン』ブルース・スターリング・ウィリアム・ギブスン(1990年)
『ソフィーの世界』ヨースタイン・ゴルデル(1991年)
『スノウ・クラッシュ』ニール・スティーヴンスン(1992年)
『ヴァート』ジェフ・ヌーン(1993年)
『フィアサム・エンジン』イアン・バンクス(1994年)
『順列都市』グレッグ・イーガン(1994年)
『MOUSE (小説)』牧野修(1996年)
『ディアスポラ』グレッグ・イーガン(1997年)
『ループ』鈴木光司(1998年)
Forever Free ジョー・ホールドマン(1999年)
『仮想空間計画』 ジェイムズ・P・ホーガン(1999年)
『有意水準の石』デイヴィッド・ブリン(2001年邦訳)
Accelerando チャールズ・ストロス(2005年)

映画、テレビなど
.hack//SIGN
アヴァロン(押井守監督)
THE ビッグオー(片山一良、小中千昭)
ダークシティ(アレックス・プロヤス監督)
イグジステンズ(デヴィッド・クローネンバーグ監督)
グッバイ、レーニン!(ヴォルフガング・ベッカー監督)
クローン(フィリップ・K・ディック原作)
アイランド(マイケル・ベイ監督)
トゥルーマン・ショー(ピーター・ウィアー監督)
人生は夢(カルデロン・デ・ラ・バルカ脚本)
マトリックス(ウォシャウスキー兄弟監督)
妄想代理人(今敏監督)
Serial experiments lain(小中千昭脚本)
トータル・リコール(ポール・バーホーベン監督、フィリップ・K・ディック原作)
トロン (1982)
バニラ・スカイ(キャメロン・クロウ監督)ただし、オープン・ユア・アイズ(アレハンドロ・アメナバール監督)のリメイク
宇宙船レッド・ドワーフ号の一部エピソード
スタートレックの一部エピソード。また、ホロデッキというシミュレータも登場。
スターゲイト SG-1の一部エピソード
トワイライトゾーンの一部エピソード
Xファイルシリーズの一部エピソード
ドクター・フーの一部エピソード
13F(ジョゼフ・ラズナック監督、ローランド・エメリッヒ製作)
ゼーガペイン(下田正美監督)
電脳コイル(磯光雄監督)シミュレーテッドリアリティを意識した、設定やセリフがある。

テレビゲーム
ファイナルファンタジーXにおけるザナルカンド
スターオーシャン Till the End of Time(五反田義治)
サイレントヒル
零 シリーズ
「メタルギアソリッド2」と「メタルギアソリッド3」(小島秀夫)
.hack シリーズ
カスタムロボ
キングダムハーツII
シムピープル
ザ・シムズ2
ゼルダの伝説 夢をみる島

脚注
^ Are You Living in a Computer Simulation? by Nick Bostrom. 2002年7月. Accessed 2006年12月21日

[編集] 関連項目
シミュレーション仮説
人工意識
人工生命
人工現実
拡張現実
水槽の脳
サイバーパンク
ホロデッキ
明晰夢
精神転送
マトリックス (映画)
実在
Second Life
meet-me
バーチャルリアリティ
理論面での関連人物
レイ・カーツワイル
ゼノン
コンラート・ツーゼ
フランク・ティプラー
ルネ・デカルト
デイヴィッド・ドイッチュ
プラトン
エドワード・フレドキン
ニック・ボストロム
スタニスワフ・レム
セス・ロイド
荘子

2009年01月16日

伝説上の大陸

伝説上の大陸とは、今日では一般的に伝説と見なされている過去の記録に登場する大陸、およびかつては仮説として提案されていたが今日の科学知見によって否定された架空の大陸のことである。

伝説上の大陸には、さまざまなタイプがあり、また、さまざまな物語が付与されている。 伝説上の大陸の上に、古代四大文明の以前にあった高度な超古代文明が栄えていたとする物語が典型的なタイプである。

伝説上の大陸を信じる者には、伝説などを手がかりに実在の証拠を見つけようと試みている者や、考古学・地質学、地球科学的な成果により既知の文明や文化に比定しようとする者もいる。

アトランティス大陸

所在:大西洋説・地中海説
出典:ティマイオス、クリティアス(ともにギリシャの哲学者プラトンの著作)
存在した時期:今から約一万二千年前、紀元前9000年以前
世間の認識:プラトンが又聞きのために年代や大きさを一桁間違えていたとして、地中海の火山島、サントリーニ島の噴火のことだとする説がある。また、暦の違いにより年代算出方法が異なることや近年の地質学的知見を元に、マルタ島の古代の巨石文明に比定する説も現れた。
備考:古代・中世・近代と、知識人の関心を最も集めた伝説の大陸。超文明が栄えていたとされる大陸。

レムリア大陸

所在:インド洋中央一帯
出典:もともとはレムール (キツネザル) などインド洋に面したかけ離れた地域の生態系に類似点が見られたことから推測された科学上の仮説だったが、後にブラヴァツキー夫人などのオカルティストたちによって様々な伝説が付加されたもの。
存在時期:諸説あり
世間の認識:プレートテクトニクス理論により、インド洋を取り巻く陸地はかつて一つの超大陸(ゴンドワナランド)であったと考えられるようになり、現存する以外の大陸規模の陸地があったとする説には否定的である。むしろ、超大陸の存在は伝説の背景となる仮説の時代背景とは異なる為、レムリア大陸と関連付けられる物は何もない。一方、古代インドにはインド洋南方海上にシンハラドゥイーパ(セイロン島)島とタプロバナと言われる大きな島があると言われてきた。この伝承は古代ギリシア人によってヨーロッパへも伝えられている。また羅刹の国があるとされたランカ島もインド洋南方海上にあると言われる。しかしいずれもレムリアと比較されうる十分な資料とは言えない。大陸と言うよりも巨大な島であると言う説もある。

パシフィス大陸
大航海 だいこん バント しじょう ハレー ポル国内 トップス アッチラ シャボン ラゴン リーマン ラグソール ラセボ カスト ボール リリヤン レーション マッシ セレナ インター キルン バターク ロスメン ダルコ スキャ イチク スピッ シック ジッグ アグラ ラストシ オフサイド ローアン ソース ノズル ジラフ ヱスビ ラインビ ガスボンポ テミズム マスター てんゆう スカーフ ストライ ション スト ロース バミュー デル チョウゲ

所在:太平洋中央一帯
出典:ポリネシア一帯の文化の共通性を説明するため、1920年代に英国とロシアの学者がそれぞれ別個に唱えた。
存在時期:不明
世間の認識:地質学の発達や当時の航海技術の解明により、存在には否定的。

ムー大陸

所在:太平洋中央一帯
出典:イギリス陸軍大佐を詐称したアメリカの作家、ジェームズ・チャーチワードが『失われたムー大陸』 (1926年、1931年) 以下一連の著書の中で、インドないしチベットの寺院で発見したと主張していた古代の粘土板
存在時期:今から約1万2千年前
世間の認識:現存する以外の大陸規模の陸地があったとする説には否定的である。近年の地質学的知見を元に、氷河期に陸地として存在した東南アジアのスンダランド、オーストラリア大陸とニューギニア島などを合わせたサフールランド、東シナ海や琉球古陸などの現在の大陸棚に存在したとする意見もある。

メガラニカ

所在:南極を中心とした南半球の大部分。
出典:古代ギリシャ。世界が球体である(地球)とすると、当時の知見から考えて、大地が北半球に集中し南半球は海洋ばかりになってしまって、バランスが悪い。南半球にも巨大な大陸が存在すると仮定すれば、地球のバランスが取れるとして考え出された。別名、未知の南方大陸(羅: Terra Australis Incognita、後のオーストラリアの語源)。
存在時期:現在。「滅びた大陸」ではなく、「発見されていない」とされた大陸。なお、南極には実際に南極大陸が存在するが、伝説とは関係なく、偶然。
世間の認識:アフリカ以南・南米以南まで探検が行われるようになる大航海時代まで実在説は存続し、オーストラリア大陸の北側が発見された当初はメガラニカの一部であるとされたほどである。日本にも架空の「墨瓦臘泥加」が書き込まれた世界地図がいくつか残っている。その後、オーストラリア大陸が南極まで及んでいない事が分かると、メガラニカの存在は否定され、地図からも消された。さらに後に南極大陸が発見されることになる。
南極大陸の存在を知っている現代人の知識からすると、「南極大陸が古代より知られていた」ように見えるため、メガラニカの実在否定から南極大陸発見まで一時的に世界地図から「南極大陸が消えている」ように見えることから、「南極大陸の知識が一時期封印された」といったような陰謀論を唱える者がいる。しかし、オーストラリア大陸がメガラニカの一部であると考えられていた事実から分かるように、メガラニカは南極大陸よりはるかに巨大な大陸を想定していたのであり(北半球との「バランス」をとるにはアフロ・ユーラシア大陸に匹敵する規模でなければならない)、南極大陸の存在はむしろ偶然である。また1929年にトルコで発見された羊皮紙によるピリー・レイスの地図には、南極大陸らしき大陸が載せられているが、出典時期としては疑問視されている。この大陸が、メガラニカであるという証拠はどこにもなく、関連性も否定されている。